4月4日のFC琉球コインの動向、0.4円台で推移
2024.04.04
4月4日8時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.4円台で推移している。
前日3日の米国市場のダウ平均は43.10ドル安(-0.11%)と続落。ADP雇用統計が予想を上回った一方で、3月ISM非製造業景況指数が予想外に低下し、消費鈍化を示唆したため金利先安観が再燃した。また、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も引き続き年内の利下げの可能性を示唆すると、相場は上昇に転じた。ナスダックはプラス圏を維持、まちまちで終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆4900億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.0%で推移している。
1月に米国でのビットコイン現物ETF承認を受けてビットコインや主要アルトコインが上昇する中、FC琉球コインは連れ高とはならず2月中旬まで0.3円付近でこう着感の強い値動きとなっていた。ただ、3月に入ってビットコインが史上最高値を更新すると、小型アルトコインにも資金が流入し始め、FC琉球コインもじりじりと上げ幅を広げて0.46円まで上昇。直近は利食い売りが広がり上げ幅をやや縮小したが、0.4円台を維持しており、本日は0.42円付近で推移している。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。