4月1日のイーサリアムの動向、55万円で推移

2024.04.01

4月1日9時時点のイーサリアム(ETH)の価格は55万円台で推移している。

前週末29日の米国市場はグッドフライデーにより休場。2月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.5%上昇となり、市場予想と一致した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、サンフランシスコ連銀で開催されたイベントで利下げを急いでいないと改めて表明した。3連休明けの米株市場の動向を見極めたい中、日経平均株価は堅調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆7000億ドル(Coin Market Cap)と前週末からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.6%で推移している。

イーサリアムは、1月1日に32万円を付けて2024年をスタート。その後、もみ合い展開が続いていたが、米国でビットコイン現物ETFが承認されてビットコインが急騰すると、イーサリアムも連れ高となり39万円まで上げ幅を広げた。13日以降は利食い売りが広がっていたが、2月末から再度急速に買い戻しが向かうと3月には60万円に到達して史上最高値を更新した。直近は上げ幅を縮小したものの本日は55万円台で推移している。

イーサリアムでは2023年に「上海」アップグレードが実装されて以降、ステーキングコントラクトにロックアップされているETHとステーキング報酬が出金可能となった。上海アップデートから現時点までのイーサリアム(ETH)のネットステーキング量は、1211万ETHで増加しており、出金が1232万ETH、入金が2444万ETH(トークンアンロックスより)となっている。ステーキングのAPRは3.40%で推移。さらに、イーサリアムは「Dencun」アップグレードが実装される、EIP-4844(プロトダンクシャーディング)の導入で、レイヤー2ソリューションが使用するロールアップ技術の通信効率が大幅に向上した。

直近、Bitwiseが新たにイーサリアム現物ETFの申請をSECに提出した。フィデリティも申請を行ったが、Bitwiseの方はイーサリアムのステーキングを行わない仕組みをとったもよう。ただ、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け、現物ETFの承認期待は大幅に減退している。一方で、米大手資産運用会社ブラックロックのフィンクCEOは前週、有価証券とされてもイーサリアムの現物ETFを発行することは可能との見解を示したようだ。イベントとしては、ビットコインの半減期後はイーサリアムの現物ETFの動向がさらに注目されよう。

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