4月10日のモナコインの動向、60円付近で推移
2024.04.10
4月10日8時時点のモナコイン(MONA)の価格は60円台で推移している。
前日9日の米国市場のダウ平均は9.13ドル安(-0.02%)と小幅に続落。消費者物価指数(CPI)など重要インフレ指標の発表を控えた警戒感が広がった。ハイテク株はエヌビディアの下落も重しとなったが、金利低下に連れ買い戻され、終盤にかけてプラスに回復した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆6000億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.2%で推移している。
モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけた。その後、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となっていた。ただ、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中、2月末からモナコインも買い戻しの動きが広がり一時85円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり再度60円付近まで上げ幅を縮小、直近は60円付近でもみ合う展開となっている。
モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日の8時前には、3回目の半減期を迎えた。