4月17日のトロンの動向、17円台で推移

2024.04.17

4月17日8時時点のトロン(TRX)の価格は17円台で推移している。

前日16日の米国市場のダウ平均は63.86ドル高(+0.17%)と反発。国際通貨基金(IMF)による経済成長率の上方修正や予想を下回った住宅関連指標を受けてまちまちでスタート。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長やパウエル議長の発言が売り材料となった。ただ、良好な成長期待に終盤にかけて底堅く推移。一方、金利高が重しとなりナスダック総合指数は続落。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3200億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は反発して上昇傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.7%で推移している。

トロンは、1月1日に15円をつけてスタート、1月10日に米国でビットコイン現物ETFが承認された後は連れ高となり一時16.9円をつけた。2月から再度買い戻しの動きが広がり、2月末には22円台まで上昇した。3月に入って利食い売りが広がり16円まで値を下げたが、その後は18円付近でもみ合う展開となっていた。ただ、直近は売り優勢の展開となっており、17円台で推移している。

トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、ある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。

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