5月15日のエンジンコインの動向、44円台で推移
2024.05.15
5月15日9時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は44円台で推移している。
前日14日の米国市場のダウ平均は126.60ドル高(+0.32%)と反発。4月生産者物価指数(PPI)は予想を上回った。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が高金利で据え置く姿勢を示したが利上げの可能性を予想していないと再表明して相場は上昇。長期金利の低下で特にハイテク中心に買われ相場を一段と押し上げた。ナスダックは過去最高値で終了、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均株価は堅調推移となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆2500億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.4%で推移している。
エンジンコインは、2024年1月1日に始値54円を付けた。ただ、買いの勢いは続かず失速、軟調な展開となり一時40円まで下落した。3月中旬にかけてビットコインが史上最高値を更新するなか105円まで急騰した。ただ、その後は利食い売りが優勢となりじりじりと上げ幅を縮小、4月中旬には一段安となり一時44円まで値を下げた。直近も軟調推移が続いており、44円台で推移している。
Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスやブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供している。また、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。