5月2日のFC琉球コインの動向、0.38円台で推移

2024.05.02

5月2日9時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.38円台で推移している。

前日の米国市場のダウ平均は87.37ドル高(+0.23%)と反発。3月JOLT求人件数や4月ISM製造業景況指数が予想を下回ったため長期金利低下に連れ相場は堅調に推移した。その後、連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで予想通り政策金利据え置きを決定、利下げが遅れる可能性を示唆したもののパウエル議長の発言を受けて利上げへの脅威が後退し、買戻しが加速した。ナスダック総合指数はマイナス圏で終了、まちまちとなった米株市場を横目に、日経平均は軟調な展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆1900億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.9%で推移している。

1月に米国でのビットコイン現物ETF承認を受けてビットコインや主要アルトコインが上昇する中、FC琉球コインは連れ高とはならず2月中旬まで0.3円付近でこう着感の強い値動きとなっていた。ただ、3月に入ってビットコインが史上最高値を更新すると、小型アルトコインにも資金が流入し始め、FC琉球コインもじりじりと上げ幅を広げて0.46円まで上昇。その後も0.4円台を維持していたが、利食い売りが広がり前日には0.36円まで下落、本日は0.38円台での推移となっている。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。

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