5月20日のアスターの動向、13円台で推移

2024.05.20

5月20日8時時点のアスター(ASTAR)の価格は13円台で推移している。

前週末17日の米国市場のダウ平均は134.21ドル高(+0.34%)と反発。連邦準備制度理事会(FRB)の次の行動が利下げとの見方が根強いほか、中国が不動産市場の支援に向け大規模な財政措置を発表したことなどを好感し、ダウは終日底堅く推移し終値で史上最高値の4万ドル台に到達した。一方、ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり続落、まちまちで終了した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆4000億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は上昇基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.9%で推移している。

アスターは2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げた。ただ、3月以降はじりじりと上げ幅を縮小し、4月以降も軟調推移を継続して直近では13.1円まで値を下げた。

3月6日には、イーサリアム・レイヤー2「Astar zkEVM」をローンチした。Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティや開発環境を継承しながら、高速処理・安価な取引手数料を実現するようだ。具体的には、ゼロ知識証明(zk)技術を活用しており、取引手数料(ガス代)は、イーサリアムと比較して約95%〜98%削減され、他のレイヤー2と比較しても安価になるという。Astar zkEVM上では、既に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトがカプセルトイの形式でNFTを提供開始している。

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