5月12日のカイカコインの動向、6円台で推移

2023.05.12

5月12日13時時点のカイカコイン(CICC)の価格は6円水準(Zaif)で推移している。

11日の米株式市場でダウ平均は0.66%安と4日続落。地銀のパックウェストの預金減少を受けて金融不安が再燃。連邦預金保険公社(FDIC)が大手銀に対し多額の追加負担を求める計画との報道も懸念された。一方、4月卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、金利先高観の後退でハイテクの買いが相場を支援、ナスダック総合指数はプラス圏を回復し、+0.17%と小幅続伸。米ハイテク株高や為替の円安を受けて日経平均は上昇スタート。時間外取引のナスダック100先物が上げ幅を広げるなか、上げ幅を広げる展開となった。前日のコインベースは3.66%安、マイクロストラテジーは8.80%安となった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1023億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇に転じる一方、主要取引所の出来高は引き続き右肩下がりに推移している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48%で前日とほぼ変わらず。

2023年1月から横ばい推移を継続してきたCICCは、2月に入ってさらに下げ幅を広げた。3月は7円台でもみ合う展開となったが、4月から再度下げ幅を広げ軟調な展開に。4月末には年初来安値6円をつけており、5月からは6円台での推移となっている。本日は暗号資産全体が軟調に推移するなか、6.2円からスタートしてやや売り手優位の状況。出来高も減少傾向にある。

CAICADIGITAL子会社のカイカキャピタルは9日、カイカコイン(CICC)のレンディングサービス第10回目の募集を実施すると発表した。利用料率は年率200%で、利用料率はCICC建てで計算されてCICCで支払われる。Zaifに口座をもっているユーザーで、KYCが完了しており応募時点で8,000(CICC)以上を保有しているユーザーが対象となる。カイカコインは、株式会社CAICA DIGITALが2016年に発行したイーサリアムをベースにしたトークンである。暗号資産交換所Zaifの取引所コインとして、継続的なサービスの拡充や保有者の拡大、流通の促進を目指している。

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