5月30日のトロンの動向、10.8円台で推移

2023.05.30

5月30日18時時点のトロン(TRX)の価格は10.8円水準(Zaif)で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1578億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値付近まで上昇、主要取引所の出来高は減少が一服して増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48.1%で推移している。

1月25日にZaifに上場したトロンは2月に入って右肩上がりで推移、一時9.9円まで上昇した。3月に入ってからはやや軟調に推移して、3月11日に安値7.4円をつけた。その後、9円台まで値を戻す動きを見せるも、7円台から9円台のレンジでもみ合っていた。ただ、5月13日以降、買い優勢の展開となり23日に高値11円まで上昇、直近は10円台で横ばい推移している。特段個別材料は見当たらないが、全体相場と比較して堅調に推移している。

トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、ある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。米国の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスUS(Binance.US)は18日、トロンの上場を廃止した。

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