6月15日のFC琉球コインの動向、0.29円台で推移

2023.06.15

6月15日13時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.29円水準(Zaif)で推移している。

前日14日の米国株式市場のダウ平均は232.79ドル安(-0.68%)と反落。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで予想通り政策金利を据え置いたが、声明や見通しでタカ派色を想定以上に強めたため年内の追加利上げを警戒した売りが膨らんだ。その後、パウエル議長が会見で7月はライブ会合になるとの言及にとどめ追加利上げを明確化しなかったため下げ止まった。ナスダック総合指数はプラス圏に回復、まちまちで終了した米株市場を受けて、日経平均は8.73円安と小安くスタート。ただ、海外投資家の旺盛な買い意欲や買い遅れた投資家による押し目買いなどが下値を支え、その後はプラス圏に浮上して上げ幅を広げる展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆248億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度右肩上がりに推移する一方で、主要取引所の出来高は減少に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.1 %で推移している。

FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて、2023年の1月末から1月中旬にかけて0.2円台から0.32円台まで上昇する動きを見せた。その後は0.32円を大きく上回ることなく0.29円台から0.30円台のレンジで横ばい推移を継続したが、4月11日に0.33円台まで上昇した。ただ、買いは続かず再度軟調な展開となり、5月から現在にかけて0.3円付近でもみ合う展開となった。本日は0.3円でスタートした後、売り手優位の状況が続いて0.29円まで下落、特段の個別材料は出ていない。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークン。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途としたユーティリティトークンである。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。

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