6月20日のモナコインの動向、49円付近で横ばい推移

2023.06.20

6月20日13時時点のモナコイン(MONA)の価格は49円水準(Zaif)で推移している。

19日の米国株式市場はジューンティーンスの祝日のため休場。ロンドン株式市場でFTSE100種総合株価指数は6営業日ぶりに反落、中国景気が勢いを失うとの懸念が強いなか非鉄金属相場の下落で資源セクターに売りが出た。また、ドイツ株価指数(DAX)も下落して欧州市場は軟調に推移した。今日の東京株式市場は売りが先行。東京市場は高値警戒感が継続して引き続き利益確定売りが出やすかった。一方で、円安傾向が継続していることが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。また、著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが日本の商社株を買い増したと伝えられたことで相場の先高期待がさらに高まったが、日経平均株価は軟調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆772億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭して右肩下がりに推移しており、主要取引所の出来高もやや減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.5 %まで上昇している。

モナコインは、2023年に入って暗号資産市場全体の盛り上がりを追い風にじりじりと上げ幅を広げ、2月8日に年初来高値100円をつけた。その後軟調に推移して3月11日には安値59円まで値を下げた。12日以降はやや買い優勢の展開となり一時74円台まで回復したが、5月初めにかけて61円から71円のレンジでこう着感の強い展開が続いていた。ただ、5月初旬以降は売り優勢の展開が続いて55円台で推移、6月に入ってSECの規制強化の動向を受けてモナコインも一段安となった。直近では50円付近で推移しており、本日は50.3円からスタートした後、動意の乏しい状況が続いている。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年10月頃に3度目の半減期を控えている。

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