7月14日のトロンの動向、11円台まで回復
2023.07.14
7月14日10時時点のトロン(TRX)の価格は11円台(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆2579億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新した一方で、主要取引所の出来高は減少が一服している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.1%に減少している。
1月25日にZaifに上場したトロンは2月に入って右肩上がりで推移、一時9.9円まで上昇した。3月に安値7.4円をつけたが、9円台まで値を戻す動きを見せると5月以降も買い優勢の展開となり23日に高値11円まで上昇した。6月に入ってSECの動向などを受けて6月10日には暗号資産市場全体が軟調に推移、トロンも9.4円まで下落した。その後は買い戻しが優勢となっており、11円台まで回復。本日はリップル社への有利な判決を受けてXRPが急騰しており、証券性を指摘されていたアルトコインも連れ高となった。トロンも10.9円でスタートすると11.3円まで上昇している。
トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、ある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。米国の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスUS(Binance.US)は18日、トロンの上場を廃止した。