7月17日のアトムの動向、1000円付近で推移

2024.07.17

7月17日8時時点のコスモス(ATOM)の価格は1000円付近で推移している。

前日16日の米国市場のダウ平均は742.76ドル高の40954.48ドル、ナスダックは36.77 pt高の18509.34 ptで取引を終了。予想を上回った小売売上高を好感した買いに寄り付き後、上昇。ダウは成長や消費への期待に加え、ユナイテッドヘルスの上昇がけん引し大幅続伸、終日堅調に推移した。ナスダックはローテーション絡みの売りに押され、一時下落に転じたが終盤にかけプラス圏を回復。ダウは連日で過去最高値を更新した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3600億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は下落しているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.0%で推移している。

2024年に入り、ATOMは1535円でスタート、2月に入ってビットコイン現物ETFへの流入が続いてビットコインが史上最高値を超えるなか、ATOMも連れ高となり3月には2100円台まで上げ幅を広げた。ただ、その後は利食い売りがひろがり、4月に入って売り優勢の展開となると1100円台まで下げ幅を大きく広げた。5月は1200円から1400円までのレンジ内で推移していたが、6月中旬から再度売り手優位の展開が続き、7月5日には821円まで値を下げた。直近はやや買い戻しが広がり1000円付近まで浮上している。

コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。

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