7月31日のポリゴンの動向、100円台で推移
2023.07.31
7月31日10時時点のポリゴン(MATIC)の価格は100円台(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1881億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する 一方で、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.7%で推移している。
ポリゴンは2023年から右肩上がりで上昇しており、2月中旬に年初来高値210円をつけた。3月初週にかけて上げ幅を大きく縮小したあとは、140円台から160円台でのレンジでもみ合う展開となった。4月末から5月中旬にかけて再度売り優勢の展開となり112円台まで下げ幅をじりじりと広げ、6月に入って米証券取引委員会(SEC)がバイナンスを提訴したことを受けて暗号資産投資家心理が悪化、BNBやBUSDのほかにポリゴンも有価証券に該当すると判断されて価格は一時70円台まで急落した。ただ、その後は買い戻しが広がりじりじりと上げ幅を広げて120円台まで回復した。本日は100円でスタートした後、やや軟調に推移している。
MATICは2023年3月15日に暗号資産交換所Zaifに上場した。同取引所で取り扱うMATICは、ポリゴン(Polygon)ネットワーク上で発行されたネイティブトークンで、Polygon(MATIC)とは、イーサリアムのセカンドレイヤーとして機能することを目指すブロックチェーンネットワークプロジェクトである。
コアコンポーネントはモジュール式の柔軟なフレームワーク(Polygon SDK)で、Plasma、Optimistic Rollups、zkRollups、ValidiumなどのLayer-2インフラやプロジェクトの主力製品であるMatic POS(プルーフオブステイク)などのスタンドアロンサイドチェーンの構築と接続が可能である。イーサリアムが単一のソリューションから単独でスケールしない可能性があることを踏まえ、現在90以上のアプリケーションをホストしているMatic POSサイドチェーンとPlasmaベースの決済システムに加え、ロールアップとValidiumのサポートを追加する予定である。