8月17日のFC琉球コインの動向、一時0.45円まで上昇

2023.08.17

8月17日11時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.32円台で推移している。

前日16日の米国株式市場のダウ平均は180.65ドル安(-0.52%)と続落。中国経済の減速や同国の株式相場の下落を警戒した売りが先行した。予想を上回った住宅着工件数や鉱工業生産を受けて金利が上昇すると再び売られたほか、公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月開催分)でインフレリスクに伴う追加金融引き締めの必要性が示唆されると金利高を警戒した売りが強まった。ナスダック総合指数は大幅続落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、17日の日経平均は144.84円安の31621.98円と続落して取引を開始した。その後は下げ幅を広げる展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1346億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は再度減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.3%で推移している。

FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2023年の1月末から1月中旬にかけて0.2円台から0.32円台まで上昇する動きを見せ、4月に0.34円まで上げ幅を広げたが、買いは続かなかった。5月以降は0.3円付近でもみ合う動きが続いた。ただ、8月14日に急動意、一時0.45円台まで上昇。その後は利食い売りが優勢となり0.32円台まで下落、本日は0.33円でスタートした後、軟調な展開となっている。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。

※画像はGMOコインのチャートから引用

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