8月2日のネクスコインの動向、48円台で小動き
2023.08.02
8月2日13時時点のネクスコイン(NCXC)の価格は48円水準(Zaif)で推移している。
前日1日の米国株式市場のダウ平均は71.15ドル高(+0.28%)と続伸。重機メーカーのキャタピラー(CAT)の決算が想定外に強く、世界経済の減速懸念を払しょくする形で買いが先行。経済のソフトランディング(軟着陸)期待が根強く、ダウ平均は終日堅調に推移した。一方、金利の上昇でハイテク株は売り優勢となった。ナスダック指数の下落を受けて日経平均は353.46円安からスタート。為替の円安が進行するなかではあったが、米長期金利の上昇を警戒したハイテク・グロース株の下落が重しとなった。33000円を意識した下げ渋りも見られたが、前引けにかけては売りが膨らみ、心理的な節目を大きく割り込んで終えた。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1874億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.1%で推移している。
2023年1月から軟調に推移してきたNCXCは、3月23日に一時30円まで下落する場面を見せた。その後はやや値を戻して50円台のレンジでの横ばい推移を継続していた。ただ、SECがバイナンス及びCZ氏を提訴したことを受けて暗号資産市場が急落、ネクスコインも連れ安となり42円台まで下落した。6月後半にかけて幅広い銘柄では買い戻しの動きが広がったが、ネクスコインは49円近辺で小動きとなっている。本日は48円台で推移。
ネクスコインは「株式会社ネクスグループ」が発行しているトークンで、発行総数は2000万枚、公開時にすべて発行している。ネクスグループ<6634>はNCXCのライトペーパーを公開している。現状のGameFiの問題点を指摘しつつ、NCXCプラットフォームの提供を解説。NCXCプラットフォームでは、ゲーム性の高いハイパーカジュアルゲームを中心にこれらのゲームを簡単にPlay to Earnのゲームに転換することのできるシステムを提供する。ゲームの実績に応じてプレイヤーにネクスポイントと呼ばれる共通のポイントを付与する仕組みをゲームに提供し、ネクスポイントをユーザーはネクスコインに転換することができるようだ。現状、スマホアプリゲーム「SIX POKER」でネクスコインが活用されている。