8月23日のアトムの動向、680円付近で推移

2024.08.23

8月23日8時時点のアトム(ATOM)の価格は680円付近で推移している。

前日22日の米国市場のダウ平均は177.71ドル安の40,712.78ドル、ナスダックは299.63pt安の17,619.36ptで取引を終了した。週次失業保険申請件数でサプライズなく、労働市場の急速な悪化警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。中古住宅販売件数も予想を上回り長期金利上昇で、ハイテク中心に売りに転じた。その後も、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を警戒した手仕舞い売りも強まり、終盤にかけ相場は下げ幅を拡大した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆1400億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高を更新した後は上昇一服感が台頭し、主要取引所の出来高は横ばい推移が続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.8%で推移している。

2024年に入り、ATOMは1535円でスタート、2月に入ってビットコイン現物ETFへの流入が続いてビットコインが史上最高値を超えるなか、ATOMも連れ高となり3月には2100円台まで上げ幅を広げた。ただ、その後は利食い売りがひろがり、4月に入って売り優勢の展開となると1100円台まで下げ幅を大きく広げた。5月は1200円から1400円までのレンジ内で推移していたが、6月中旬から再度売り手優位の展開が続き、7月5日には821円まで値を下げた。8月に入っても全体相場に連れ安となり一時580円まで下落、その後は戻りも鈍く680円円付近で推移している。

コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。

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