8月31日のポリゴンの動向、一時80円を割る水準まで下落
2023.08.31
8月31日9時時点のポリゴン(MATIC)の価格は84円台で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆860億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭して下落傾向にあり、主要取引所の出来高は減少を続けている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.8%で推移している。
ポリゴンは2023年から右肩上がりで上昇しており、2月中旬に年初来高値210円をつけた。3月初週にかけて上げ幅を大きく縮小したあとは、140円台から160円台でのレンジでもみ合う展開となった。5月中旬にかけて再度売り優勢の展開となり112円台まで下げ幅をじりじりと広げると、6月に入って米証券取引委員会(SEC)がBNBやBUSDのほかにポリゴンも有価証券に該当すると判断して価格は一時70円台まで急落。その後は一時的に買い戻しが広がり120円まで回復するも、再度売り優勢の展開となりじりじりと下げ幅を広げて8月に100円を割った。売り手優位の状況は続いて、8月23日に78円まで下落した後は、80円台後半で推移。本日は83円でスタートした後、やや堅調に推移している。
MATICは2023年3月15日に暗号資産交換所Zaifに上場した。同取引所で取り扱うMATICは、ポリゴン(Polygon)ネットワーク上で発行されたネイティブトークンで、Polygon(MATIC)とは、イーサリアムのセカンドレイヤーとして機能することを目指すブロックチェーンネットワークプロジェクトである。イーサリアムが単一のソリューションから単独でスケールしない可能性があることを踏まえ、現在90以上のアプリケーションをホストしているMatic POSサイドチェーンとPlasmaベースの決済システムに加え、ロールアップとValidiumのサポートを追加する予定である。