8月4日のスケブコインの動向、0.2円台までじりじりと上げ幅を広げる展開

2023.08.04

8月4日11時時点のスケブコイン(Skeb)の価格は0.23円水準(Zaif)で推移している。

前日3日の米国株式市場のダウ平均は66.63ドル安(-0.19%)と続落。長期金利の上昇を警戒して売りが先行。7月ISM非製造業景況指数やサービス業PMIが予想を下回ったことも売り材料となり、軟調に推移した。一方、雇用統計や主要ハイテク企業の決算を控えた様子見ムードも強く、下値は限定的だった。中盤には一時プラス圏に回復する場面もあったが、戻り売り圧力も強く小幅安で終了した。ナスダック総合指数は小幅に続落、軟調な展開となった米株市場を横目に、4日の日経平均は140.22円安の32019.06円と3日続落して取引を開始した。その後は前日終値付近でのもみ合い展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1647億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少一服感が台頭している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.3%で推移している。

2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、3・4月も軟調推移を継続、5月からは0.2円を割って0.14円台で推移した。6月に入ると暗号資産市場の急落を受けて0.08円まで下落、その後は買い戻しが広がり回復した。7月1日には一時0.38円まで急騰したが、売り手優位の状況が続いて上げ幅を縮小。直近では買い戻しの動きがみられてじりじりと上げ幅を広げており、本日は0.23円付近で推移している。

海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用やZaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。

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