8月8日のモナコインの動向、65円台で推移

2023.08.08

8月8日13時時点のモナコイン(MONA)の価格は65円水準(Zaif)で推移している。

前週末4日の米国株式市場のダウ平均は150.27ドル安(-0.43%)と続落。「NY連銀のウィリアムズ総裁がインフレ動向次第では来年の利下げが正当化される可能性に言及した」と7日付けのNYタイムズ紙が報じたことが好感された。金利先高観の後退でハイテクが買い戻され、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は反発、堅調な展開となった米株市場を受けて、本日の日経平均は寄り付きから買いが先行し、午前10時過ぎには一時32500円を超えた。ただ、心理的な節目を回復したところで戻り一服感が台頭し、その後は高値から300円ほども上げ幅を縮め、下落に転じる場面もあった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1621億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向だったものの増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.5%で推移している。

モナコインは、2023年に入って暗号資産市場全体の盛り上がりを追い風にじりじりと上げ幅を広げ、2月8日に年初来高値100円をつけた。その後5月にかけて軟調に推移してじりじりと下げ幅を広げ、6月にはSECの規制強化の動向を受けてモナコインも連れ安となり一時50円を割った。ただ、PoSコインなどのアルトコインと比較して下げ幅は限定的となり、7月末にかけて買い戻しが広がり一時80円まで回復。8月に入って利食い売りが優勢となり62円付近まで上げ幅を縮小している。本日は64円でスタートした後、65円台まで上げ幅を広げている。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年10月頃に3度目の半減期を控えている。

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