9月27日のコスモスの動向、1040円付近で推移
2023.09.27
9月27日10時時点のコスモス(ATOM)の価格は1040円付近で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆455億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.9%に上昇している。
2023年に入り、暗号資産市場の盛り上がりとともにATOMも上げ幅を広げて一時2000円まで上昇した。ただ、5月末にかけてじりじりと下げ幅を広げ、6月に入って米証券取引委員会(SEC)の規制動向を受けてPoS銘柄のコスモス(ATOM)も有価証券に該当すると判断されて1000円台まで急落。その後は、デジタルトークンとしてのXRP自体は有価証券ではないと判断されたことを受けて、アルトコインへの買い戻しが広がり、コスモスも1400円まで回復。しかし、7月以降再度売り優勢の展開が続いてじりじりと下げ幅を広げており、9月に1000円を割った。直近は買い戻しが優勢となったものの上値は重く、本日は1044円でスタートした後こう着感の強い動きとなっている。
コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。