9月21日のフィスココインの動向、126円台で推移、FSCCレンディングの累計枚数は増加

2023.09.21

9月21日9時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は126円台で推移している。

前日20日の米国株式市場のダウ平均は76.85ドル安(-0.22%)と続落。利上げ終了観測などに連れた金利の低下を好感、政府機関閉鎖リスクが低下したことも買い材料となり続伸した。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利据え置きを決定したが、追加利上げの可能性を除外しなかったため金利上昇に連れ相場は下落に転じた。ナスダック総合指数は大幅続落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、本日の日経平均は下落スタートとなった。その後はマイナス圏での軟調推移となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆710億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値を更新して上昇する一方で、主要取引所の出来高は増加に一服感が台頭している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.3%に上昇している。

2023年に入って右肩上がりで上昇してきたビットコインやほかのアルトコインとは対照的に、1月1日の始値275円を付けて以降フィスココインは右肩下がりの推移が続いていた。6月に入って米証券取引委員会(SEC)の規制発言を受けてPoSコインの連れ安となり一時113円台まで下落。ただ、買い戻しが広がり7月にかけて200円まで急回復した。しかし、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げて直近は120円付近で推移している。本日は126円付近での小動きとなっている。

FSCC の利用範囲の拡大とDApps及びDeFiの概念を活用した新規ビジネスの創造を目指しているFDAPは、FSCCレンディングの枚数を需給逼迫施策のKPIの1つとして重視している。2021年に策定した目標では、2023年末に300,000FSCCを掲げていたが、2023年6月現在で395,021FSCCで2023年末の目標を既に超過した。2024 年末には420,000FSCC、2025年末には540,000枚を掲げている。

9 月 13 日時点で 415,761.44236188FSCC(浮動枚数に占める割合 5.1%)がレンディングの対象となっており、2024年末の目標に迫る水準となっている。また、FSCCレンディングは9月19日に第32回募集をスタートしており、貸借料率は 17.9%となっている。そのほか、フィスコは、投資情報サイト「フィスコ web」に Learn to Earn 機能を実装し、獲得したポイントと FSCC を交換できる機能も実装している。

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