9月26日のイーサリアムの動向、ステーキングのAPRは3.84%

2023.09.26

9月26日9時時点のイーサリアム(ETH)の価格は23万円台で推移している。

週明け25日の米国株式市場のダウ平均は43.04ドル高(+0.13%)と反発。10年債利回りが2007年来の高水準となる金利高を警戒した売りが広がった。また、議会の予算交渉が難航し政府機関閉鎖リスクが上昇、信用格付けにもネガティブに反映する懸念も広がり一段安となった。ただ、シカゴ連銀のグールズビー総裁がソフトランディングの可能性を指摘すると期待感から買戻しが強まり、プラス圏を回復した。ナスダック総合指数は反発、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、本日の日経平均は下落スタートとなった。その後はマイナス圏での推移となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆474億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.9%に上昇している。

イーサリアムは、2023年に入ってから右肩上がりで上昇しており4月17日に年初来高値28万円をつけた。5月以降は23.5万円から27万円台のレンジでもみ合い展開となったが、6月に入って米証券取引委員会(SEC)のPoS銘柄への規制発言を受けて、イーサリアムも証券性の懸念から一時22万円まで下落した。その後は買い戻しが広がって再度28万円台まで回復したが、8月に入って再度軟調に推移。9月には23万円を割って一時22万円台まで下落、直近は23.5万円台でもみ合っている。本日は23.4万円でスタート後買い手優位の状況が続いている。

イーサリアムでは「上海」アップグレードが実装されて以降、ステーキングコントラクトにロックアップされているETHとステーキング報酬が出金可能となった。上海アップデートから現時点までのイーサリアム(ETH)のネットステーキング量は、747万ETHで前月より増加、出金が461万ETH、入金が1208万ETH(トークンアンロックスより)となっている。前日のネットステーキング量は、-5.8万ETHとなっており、出金が8.4万ETH、入金が2.5万ETHで、新規にステーキングを実施するユーザーが引き続き増加しているものの出金するユーザーも増加してきている。ステーキングのAPRは3.84%で推移。

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