8月29日のビットコインの動向、トレンド弱く押し目買いも入りにくいか

2022.08.29

8月29日10時00分時点のビットコインの価格は2,950,000円水準(Zaif)で推移している。引き続き米金融情勢が重しとなり2,900,000円水準でのもみ合いとなっている。

26日のNY市場は下落。NYダウ平均は1008.38ドル安の32283.40ドル、ナスダックは497.55ポイント安の12141.71で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長によるジャクソンホール会合での講演を控え、横ばいで寄り付いた。議長の発言が想定以上にタカ派的となったため、金利高警戒感に投資家心理が悪化し売りが加速し、大きく下落。同時に景気後退懸念を受けた売りも再燃し引けにかけ下げ幅を拡大した。

リスク資産である米国株の大幅安を受けて、暗号資産の時価総額は1兆ドルを割り込んでいる(Coin Market Cap)。9月末のFOMCでの米金利の引き上げ幅を見極めたいとするムードが強まっており、暗号資産への積極的な売買は手控えられると想定する。

ビットコインは足元のもみ合い水準だった290万円台を割り込んでおり、10日移動平均線(MA)、50日MA、100日MAいずれも下向きとなっておりトレンドは弱い。下落したタイミングで買い対応したい投資家も存在するが、米金融情勢がネックとなり、押し目を拾う動きは限定的となろう。270万円水準でのもみ合いを想定する。

※チャートはBTC/JPYの日足、10日MA、50日MA、100日MA

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