9月5日のネクスコインの動向、50円近辺での推移続く
2023.09.05
9月5日10時時点のネクスコイン(NCXC)の価格は49円台で推移している。
週明け4日の米国株式市場はレーバーデーの祝日のため休場。欧州市場では、ドイツ株価指数(DAX)やFTSE100種総合株価指数が下落。日本や香港などアジア株高で投資家心理が改善したが、インフレ圧力の根強さから欧州中央銀行(ECB)の金融引き締め局面が長期化するとの警戒感が重荷となったようだ。休日明けの米株市場の動きを見極めたい動きが広がりそうな中、5日の日経平均は2.23円高の32941.41円と7日続伸して取引を開始した。ただ、買いは続かずマイナス圏に転落、下げ幅を広げる展開となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆382億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇しており、主要取引所の出来高も増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.2%で推移している。
2023年1月から軟調に推移してきたNCXCは、3月23日に一時30円まで下落する場面を見せた。その後はやや値を戻して50円台のレンジでの横ばい推移を継続していた。ただ、SECの規制発言を受けて暗号資産市場が急落、ネクスコインも連れ安となり42円台まで下落した。6月後半にかけて幅広い銘柄では買い戻しの動きが広がったが、7月以降ネクスコインは50円近辺でもみ合う展開となった。直近の出来高は極めて低水準となっている。
ネクスコインは「株式会社ネクスグループ」が発行しているトークンで、発行総数は2000万枚、公開時にすべて発行している。ネクスグループ<6634>はNCXCのライトペーパーを公開している。現状のGameFiの問題点を指摘しつつ、NCXCプラットフォームの提供を解説。NCXCプラットフォームでは、ゲーム性の高いハイパーカジュアルゲームを中心にこれらのゲームを簡単にPlay to Earnのゲームに転換することのできるシステムを提供する。ゲームの実績に応じてプレイヤーにネクスポイントと呼ばれる共通のポイントを付与する仕組みをゲームに提供し、ネクスポイントをユーザーはネクスコインに転換することができるようだ。現状、スマホアプリゲーム「SIX POKER」でネクスコインが活用されている。