米EV大手テスラ、保有するビットコインの75%を売却

2022.07.21

米EVメーカーのテスラ社は20日、保有する暗号資産ビットコインの75%を売却したと発表した。前日に開示した22年第2四半期決算で明らかになった。

同社の決算報告書によると、第2四半期に9億3600万ドル分のビットコインを売却したようだ。売却により、現在の保有額は2億1800万ドルにまで減少した。テスラのイーロン・マスクCEOはプレゼンテーションで、「保有していたビットコインの75%を売却したのは中国での新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンの不確実性で、同社の生産上の課題が生じたからだ。」と述べた。ただ、売却した動きを「ビットコインへの評決」と見なすべきではないと説明、将来的にビットコインの保有量を増やすことに前向きであることも言及した。

米国証券取引委員会(SEC)への2020年2月の提出書類によると、同社は当初、2021年の初めに15億ドルのビットコインを購入した。マスク氏は、暗号資産の支持者で、彼の発言や暗号資産の所有に関する開示はドージコインやビットコインの価格を短期的に押し上げる要因となっていた。

同社がビットコインを保有銘柄に加えたとき、暗号資産で車の支払いを受け入れることを検討していることも発表していた。2021年3月にビットコイン決済を開始したが、直後の5月に停止し、マスク氏はツイートで、「ビットコインのマイニングと取引に化石燃料の使用が急速に増加していることを懸念している。」と述べた。マイナーが持続可能なエネルギー源に切り替えた場合、支払い手段としてのコインを再検討すると付け加えている。2021年第1四半期には2億7200万ドル分を売却し、その後は暗号資産の売却を発表していなかった。今後も同社及びマスク氏の動向に注目が集まりそうだ。

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