The Sandbox、「LINE」系列のゲーム開発企業LINE Studioとの提携を発表

イーサリアムブロックチェーンをベースにしてつくられたNFTゲームThe Sandboxは10日、グローバルモバイルプラットフォーム「LINE」系列のゲーム開発企業LINE Studioとの提携を発表した。

今回の提携により、LINEスタジオはThe Sandboxの韓国文化を盛り込んだスペースである「K-verse」にLINEスタジオをテーマにしたエリアを設けるようだ。同エリアでは、ユーザーに大人気の「LINEレンジャー」や「LINE CHEF」などを体験してもらう。また、LINEスタジオのゲームを活用したNFT（非代替性トークン）制作など、複数の事業を展開してユーザーに様々な体験を提供する予定だという。

The Sandbox KoreaのCEOであるCindy Lee氏は「今回のコラボレーションで、ユーザーがLINEスタジオのゲームやキャラクターとメタバースで出会うことができる新しい機会を提供します。」と述べている。LINEスタジオのCEOであるJeongweon Lee氏は「The Sandboxとともに、既存のゲームプラットフォームを超えたメタバースで多様なコンテンツを持つゲームの新しい楽しみ方を提供していきます。」と明らかにしている。

LINEスタジオは、「LINE レンジャー」「LINE バブル」などLINEの人気ゲームを数多く開発している。日本、台湾、タイをはじめとしてグローバル市場にゲームコンテンツを発信している。

直近で、FTXの流動性危機問題によって暗号資産の価格は大きく下落した。NFTの取引量もピーク時から9割以上減少しているなど、暗号資産市場が本格的に「冬」を迎えているとも言われている。今後、NFTゲームや暗号資産を絡めたメタバース空間などを開発する企業などの動向は、引き続き注視していきたい。

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