博報堂、Astar Networkと新会社設立

2022.12.05

博報堂は5日、⽇本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkを開発するStake Technologiesの渡辺創太CEOと共に新会社「博報堂キースリー」を設立したと発表した。

「博報堂キースリー」は、WEB3.0ハッカソンの企画・運営を行いながらクライアント企業と共にWEB3.0サービスを開発する。博報堂の強みである「生活者発想」と「クリエイティビティ」を活かし、スポンサー企業と共にハッカソンを世界中で開催するようだ。

博報堂によると、WEB3.0におけるサービス開発はブロックチェーン主催のハッカソンを通じて行われることが主流になりつつありながら、日本発のハッカソンはいまだに数が少ない現状にあるという。スポンサー企業の強みやアセット、生活者のニーズ、開発者のモチベーションが上がるようなテーマを設定したハッカソンを開催していく。また、世界中のエンジニアとのネットワークを築き、WEB3.0社会の鍵となるようなサービス開発を推進するようだ。同社は今後、日本から世界を代表するWEB3.0サービスを生み出すことを目指す。

博報堂は9月末に、Stake Technologiesと企業のWEB3.0参入と普及を目指し、新しい顧客体験を開発する新会社を設立すると発表していた。博報堂はこれまでもStake Technologiesと共にクライアント企業のWEB3.0市場への参入支援について協業してきた。2022年7月には、協業第一弾としてAstarNetworkを活用したカルビー株式会社のNFTゲーム施策を実装、10,000人のユーザーがWEB3.0上のキャンペーンに参加した。

Astar Networkは、Polychainのほか、Crypto.com Capital、Alameda Research、などの大手暗号資産ファンド、Ethereum及びPolkadotを創業したGavin Wood氏、プロサッカー選手の本田圭佑氏、などから資金を調達している。ガバナンストークンである「ASTR」は、大手仮想通貨取引所のBinance、Huobi GlobalやGate.io、OKEx、バイナンスUS、などに上場している。国内では、ビットバンクに上場。

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