米Grayscale Investments、GBTCのETF転換をSECに正式申請

2021.10.20

2021年10月20日 11:00 JST 時点

世界最大の暗号資産運用会社であるGrayscale Investmentsは、10月19日、ビットコイン投資信託(GBTC)をビットコインETF(上場投資信託)に転換する申請を正式に米証券取引委員会(SEC)に提出したと発表した。

Grayscale Investmentsは、2013年に設立され、GBTCは世界最大のビットコイン投資信託であり、流通している全ビットコインの約3.4%(約64万枚)を保有している。また、運用資産は約400億ドルに達し、全米50州の個人や機関投資家からの投資を受けているようだ。

Grayscale InvestmentsのETFグローバル責任者であるDave LaValle氏は、「GBTCは、物理的にバックアップされたビットコイン投資信託に対する投資家の強い需要があることを証明している。規制当局が先物を保有するETFを承認していれば、現物価格を反映するETFにも違和感はないはずだ。」と述べた。

SECは、10月15日、米資産運用会社のProSharesのビットコイン先物ETFを米国で初めて承認し、19日に同ETFの取引が開始された。Grayscale InvestmentsがETFへの転換を計画している投資信託は、ProSharesのビットコイン先物ETFと異なり、ビットコインの現物価格に連動するものである。

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