ISS滞在中の前澤友作氏、宇宙からNFTを発行
2021.12.20
2021年12月17日 13:55 JST 時点
現在、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の株式会社スタートトゥデイ代表取締役である前澤友作氏が、12月16日、宇宙空間で撮影した最初の写真をNFT(非代替性トークン)にしたと自身のツイッターで発表した。
作品タイトルは「Rendezvous(ランデブー)」と名付けられた。同作品は、前澤氏が搭乗する宇宙船「ソユーズ」が、ISSへドッキングする直前(距離50m)に、ソユーズの左側窓から、前澤氏自らの手によって撮影されたものである。
撮影時は、カリブ海プエルトリコ上空を飛行しており、写真にはISSだけでなく、ドミニカ共和国など、カリブ海の島々を確認することができる。作品のメタ情報としては、撮影地の緯度経度高度が正確に記録されており、作品の撮影直前に前澤氏が船内の様子を記録した動画ファイルと撮影時点の管制官と船長が交信する動画ファイルも含まれている。
今回、アートとNFT領域における事業を推進する株式会社ARTTODAYが、前澤氏に代わってブロックチェーン上にNFTを発行したようだ。ARTTODAYは、HashPalette代表取締役CEOである吉田氏と前澤氏の共同出資企業である。
また、世界初の宇宙からのNFT発行において、HashPaletteが開発するNFTに特化したブロックチェーン「Palette(パレット)」が採用された。クロスチェーン機能による高い流通性、また、独自のガスレス設計が、宇宙におけるアート、エンターテイメント分野での価値創造を地球環境へ負荷をかけることなく継続的に実現できる永続性が評価されたという。さらに、NFTのメタデータ保管先として分散型ストレージシステムであるIPFSを採用することで、より恒久的に価値を保存できる仕組みを実現したようだ。
HashPaletteは引き続き、前澤氏、ARTTODAYと共にNFTを利用した新しい価値創造の提起と実現をグローバルで進めていくようだ。前澤氏は12月20日までISSに滞在する予定で、その間も旅日記をツイートしていくようだ。
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