Valkyrie、ベンチャーキャピタルファンドの設立計画を発表

2022.07.20

米資産管理企業のValkyrieは19日、アーリーステージの web2.5企業にフォーカスしたベンチャーキャピタルファンドの設立計画を明らかにした。

同社は現在、今後のベンチャーキャピタルファンド「Valkyrie Ventures」のために資金調達を行っている。同ファンドは、同社にとって初のベンチャーキャピタルへの参入となるようで、3,000万ドルから5,000万ドルの間で資金調達することを検討しているという。

ファンドを率いるのは、投資家のLluis Pedragosa氏で、Pedragosa氏はエンタープライズ・テクノロジー、人工知能、フィンテックに特化したVCであるTeam8からValkyrieに参加することになった。同社は、Pedragosa氏の専門分野である米国とイスラエルのスタートアップに地理的にフォーカスする予定で、一般ユーザーのWeb3へのギャップを埋めようとするweb2.5新興企業に投資していく。慣れ親しんだWeb 2のユーザー体験とWeb 3の資産への接続の間のギャップを埋めることが重要と位置付けている。

同氏は、「Web 2.0のユーザー体験とWeb 3の暗号資産ネイティブなインフラを提供し、ブロックチェーンを使用していることを意識せずに資産を利用できる企業を探している」と述べた。また、タイミングとして、暗号資産市場の下落により安価なバリュエーションで強力な企業を見つけることができる、と感じているようだ。

Valkyrieは、米国で2つ目のビットコイン先物ETFをローンチした企業として知られており、DeFi(分散型金融)ファンドなども運用している。

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