バイナンス、韓国の釜山市と基本合意書を締結

2022.08.29

大手暗号資産交換所バイナンスは26日、韓国の釜山市と基本合意書(MOU)を締結したと発表した。韓国は2019年より釜山市をブロックチェーンの開発特区として指定している。

本締結によって、バイナンスは釜山市に対してブロックチェーン関連の技術やインフラ支援を提供するようだ。同市のブロックチェーンエコシステムの発展と暗号資産取引所の振興を目標にするという。提携に伴ってオーダーブック(取引板)も共有される。

具体的には5つの支援を行うと公表している。釜山のブロックチェーン規制のフリーゾーンを活用してブロックチェーンの取り組みとビジネスを促進、釜山市におけるブロックチェーン関連の研究および投資を支援する。また、バイナンスアカデミーによるブロックチェーン専門教育およびオンラインリソースの提供、バイナンスチャリティーを通じて社会福祉を促進するイニシアチブを推進する。さらに、2022年に釜山で開催されるブロックチェーンウィーク(BWB 2022)の開催を支援するようだ。

バイナンスは年内に釜山市に拠点を設けるとし、同市が東アジアで最も活気のあるデジタルハブの1つになるための原動力となることを期待しているようだ。バイナンスのCEO兼創業者であるCZ(Changpeng Zhao)氏は、「我々の業界をリードする立場と技術的専門性を通じて、釜山市のブロックチェーン業界に対する強力な支援を組み合わせることで、同市内および市外での暗号資産の普及に貢献したいと考えている。デジタル資産取引所や様々なブロックチェーン産業の確立を支援するために、同市と緊密に協力することを期待している。」と述べている。

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