テレビ東京メディアネット、クラウドサーカスNFT事業を共同展開

テレビ東京グループの子会社であるテレビ東京メディアネットは30日、クラウドサーカス株式会社とアニメ領域に特化したNFT（代替不可能なトークン）事業の共同展開に合意したと発表している。

第一弾として、テレビアニメの場面写真や設定画などのアニメ領域に特化したNFTを扱うマーケットプレイス「fancity（ファンシティ）」を開設するようで、2022年10月リリースを予定としている。ユーザーはNFTを仮想通貨やウォレットを用意する必要がなく、クレジット決済により日本円でPCやスマホから簡単に購入することができるという。

株式会社テレビ東京メディアネットは販売コンテンツの獲得およびNFTコンテンツの企画を担い、クラウドサーカス株式会社は「fancity」の開発および運営を行う。また、「fancity」は、メディアエクイティ株式会社が運営するNFTマーケットプレイス「HEXA」と連携して運用を行っていくようだ。

今後は、購入したNFTをマーケットプレイスと連動させた個人のメタバース上の好きな場所に飾ることができる「fanroom（ファンルーム）（仮）」の開設や、NFT保有者のみが閲覧できる限定コンテンツ、NFT保有者限定の特典などを予定している。そのほか、価値あるアニメ作品とファンの結びつきを深め、価値観を共有できるファン同士の交流を創出など次世代のコミュニケーションを発展させるべく、新機能・新サービスを順次拡充していく。

テレビ東京メディアネットは、IPビジネスに積極的に取り組んでいる。現在、毎年数多くのアニメやテレビドラマ、映画などのコンテンツに投資を行っており、基幹業務であるコンテンツディストリビューションを行うメディア事業、クリエイティブ・エージェントとしての広告事業などを展開している。クラウドサーカス株式会社は、スターティアホールディングス株式会社の連結子会社で、デジタルマーケティングSaaSである『Cloud CIRCUS』の開発・提供を主力事業として展開している。

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