ゲーム特化型ブロックチェーンOasys、メインネットローンチに向けた計画を発表

日本発ゲーム特化型ブロックチェーンOasysは25日、メインネットローンチに向けた計画を発表した。

Oasysのメインネットは、エコシステム全体の安定化、統合、強化を目的として、3つのフェーズに分けて実装される予定である。第1フェーズは本日から実装開始する。第1フェーズではOasysの21人の初期バリデータがすべてのノードの運用を開始し、Oasysのレイヤー1「Hub-Layer」が安定した性能を維持できるようにする。その後、11月8日までに第2フェーズを開始し、既存のフレームワークの上にOasysのレイヤー2であるVerse-Layerの統合を開始するようだ。Hub-LayerとVerse-Layerの両方が安定した後、11月22日に開始される第3フェーズで、ゲームパフォーマンスとユーザー体験に必要となる「オアシスハブ（Oasys-Hub）」などが統合されるという。

今回の発表は、1年間のパートナーシップ構築の結果、GREEやスクエニ、Ubisoft、バンダイナムコリサーチなどゲーム大手を含む21社のバリデータがOasysへのサポートを約束したことを受けたものとなっている。また、Oasys はConsenSysやtofuNFTなどのブロックチェーンに精通している企業とも提携している。

Oasysブロックチェーンは、パブリックチェーンのLayer1と「Verse(バース)」と呼ばれる複数のLayer2の二層構造で構成されており、個々のゲームはVerse上で展開される。なお、セガのゲーム「三国志大戦」のIPを活用したBCGやDMM.comが来年夏ごろにリリースするBCGなどがOasysを採用する。tofuNFTは、今後構築されるものも含めてOasys上のすべてのVerseに対応する予定となっている。

Oasysは2022年2月に発足を発表し、取引速度やユーザー負担の手数料といった現状のBCGの課題を解決し、ユーザーに快適なゲームプレイ体験を提供することを目指している。コンセンサスアルゴリズムはPoS方式を採用。2022年7月には、Republic Capitalが主導するラウンドで約25億円の調達を完了、同ラウンドにはJump Crypto、Crypto.com、Huobi、Kucoin、bitbank、といった企業も参加している。今後も、業界の伝統的なパートナーと暗号資産関連のパートナーの両方からの支援を受けて、より良い体験の構築とBCGの未来の形成に引き続き注力していくようだ。

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