12月23日のビットコインの動向、買い優勢も上げ幅は限定的

12月23日14時時点のビットコインの価格は2,230,000円水準（Zaif）で推移している。

前日22日の米株式市場のNYダウは348.99ドル安（-1.05%）と反落。朝方発表された7-9月期国内総生産（GDP）確定値が改定値から上方修正され、市場予想上回ったことを受けて利上げ懸念が再燃した。新規失業保険申請件数も小幅増で労働市場の堅調さを示し、連邦準備制度理事会（FRB）による利上げが正当化され、利上げが景気後退を招くとの警戒感が相場の重石となった。また、半導体メーカーマイクロンの冴えない決算をきっかけに半導体銘柄を中心にハイテク株が大きく売られた。ナスダックも大幅に反落した。

暗号資産市場全体の時価総額は8,120億ドル（Coin Market Cap）と17日以降横ばい推移が続いている。大手暗号資産交換業者FTX、レンディングサービス会社ブロックファイの破綻等を受けて、暗号資産市場の参加者は減少した。21日には、米暗号資産（仮想通貨）マイニング企業Core Scientificがテキサス州で米連邦破産法11条（チャプターイレブン）に基づいた破産申請を行う方針を固めたと報じられている。Blockchain.comのデータでは、ビットコインのハッシュレート（採掘速度）は2021年7月以降右肩上がりに上昇を続けている一方で、マイナーの収益は右肩下がりで減少している。

本日のビットコインは、223万円台（Zaif）で推移している。本日は、現時点で安値2,201,000円、高値2,242,000で値幅は約4万円と前日同様ほとんど動いておらずボラティリティは低下、出来高も低調となっている。年末も近づいており取引参加者は減少。テクニカル的には、6月安値240万円を下回った後220万円まで調整した。買い材料に乏しいなか、引き続き軟調に推移する見方に変わりはないが、ひとまず200万円まで調整するのかに注目が集まろう。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、50日MA、100日MA

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