12月28日のビットコインの動向、引き続き動意の乏しい展開

2022.12.28

12月28日10時時点のビットコインの価格は2,230,000円水準(Zaif)で推移している。

連休明け27日の米株式市場のNYダウは37.63ドル高(+0.11%)と続伸。中国政府が1月8日から入国時の強制隔離撤廃を発表、規制緩和を好感したアジア、欧州市場の流れを継いで、寄り付き後、上昇。しかし、長期金利の上昇を警戒した売りに押され一時下落に転じた。同時に、エネルギーセクターの上昇が下値を支え、ダウはプラス圏を維持して終了。ナスダック総合指数は金利高が重しとなり終日軟調に推移した。

暗号資産市場全体の時価総額は8,046億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少。海外勢及び国内での年末ムードが漂う中、引き続き盛り上がりに欠けている。Blockchain.comでは、ビットコインのハッシュレート(採掘速度)が値を下げており、ビットコインのヒストリカル・ボラティリティ・インデックスも低水準で推移。大手暗号資産交換業者FTX、レンディングサービス会社ブロックファイなどの破綻を受けて、2022年11月以降は市場参加者が激減した。

本日のビットコインは、223万円台(Zaif)で推移。本日も非常に小幅なレンジでの小動きとなっており、Zaifでの出来高も低調となっている。15日以降には年末のポジション整理を行った売りが広がった可能性があり、最終週は動意の乏しい展開となった。2022年のビットコイン価格は4月以降に下降トレンド入りして7月まで大幅に下落。3月高値付近580万円から7月安値付近250万円まで値を崩した。8月以降はレンジ相場となり11月まで目立った動きはなく、11月中旬からはFTXの破綻を受けて220万円台まで下落した。マクロ環境の悪化を含めて来年前半には更に下落するという声が市場では散見されるが、2023年はどのような相場になっていくのかしっかり注目しておきたい。まずは年明けの1月4日に先日開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録要旨が公開されるため、これを警戒して相場がどのように反応するのか見極めたい。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、50日MA、100日MA

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設立日:1995 年 5 月 15 日
代表者:代表取締役社長 狩野 仁志
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