9月28日のFC琉球コインの動向、0.3円台で推移

2023.09.28

9月28日9時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.3円台で推移している。

前日27日の米国株式市場のダウ平均は68.61ドル安(-0.20%)と続落。議会の予算交渉が引き続き難航し政府機関閉鎖リスクが上昇、さらに、原油価格の上昇やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁のタカ派発言を受けて長期金利が一段と上昇すると警戒感から売りが広がった。終盤にかけては、売られ過ぎ感から買戻しが強まり、ダウは下げ幅を縮小。ナスダック総合指数は反発、まちまちとなった米株市場を横目に、本日の日経平均は下落スタートとなった。配当落ちの影響が225円程度あるが、下げ幅を縮小する動きは限定的となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆490億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.9%で直近あまり変化はない。

FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2023年の1月中旬にかけて0.32円台まで上昇する動きを見せた。その後は長期間0.3円付近でもみ合う動きが続いた。ただ、8月14日に急動意して一時0.45円台まで上昇した。しかし、利食い売りが優勢となり再度0.30円台まで下落。直近は0.3円台前半で推移しておりこう着感の強い値動きとなっている。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。

※画像はGMOコインのチャートから引用

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