1月11日のビットコインの動向、連日買い優勢の展開となり50日移動平均線を突破

2023.01.11

1月11日14時時点のビットコインの価格は2,300,000円水準(Zaif)で推移している。

10日の米株式市場でダウ平均は186.45ドル高(+0.55%)と反発。スウェーデン中央銀行主催のフォーラムにおいて、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長からタカ派な発言が出なかったことで、安心感から買いが先行。ただ、ボウマンFRB理事が追加利上げの必要性を主張すると長期金利が上昇し、主要株価指数は一時下落に転じる場面があった。一方、根強いインフレピークアウト期待に加え、中国経済の再開などで景気悪化懸念も後退し、再びプラス圏に上昇すると、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は+1.00%と3日続伸。米国株高を引き継いで日経平均は堅調な展開に。為替の円安進行に加えて、安川電機<6506>の決算などを材料にハイテクを中心に買い戻しが入った。

仮想通貨取引所コインベースは、従業員の約20%、約950人の人員削減を発表したことが好感され大幅に続伸した。暗号資産市場全体の時価総額は8,564億ドル(Coin Market Cap)と前週から増加。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は11月のピーク付近まで急回復した後、一服感が台頭している(Blockchain.com)。暗号資産市場の参加者が減少するなか、取引所の出来高は前週の低水準からやや回復に転じている。

本日のビットコインは、230万円台(Zaif)で推移。本日は、始値228万円台でスタート、その後は高値231万円まで値を伸ばした。インフレ沈静化期待で米国株が上昇しており、ビットコイン価格も連日上げ幅を広げている。ただ、明日12日に米12月消費者物価指数の発表を控えており、手掛かり材料に乏しいなか大きく値を伸ばす展開にはならなかった。テクニカル面では、本日50日移動平均線を明確に上抜けており、目先のターゲットは25日移動平均線となろう。オンチェーンアグリゲーターSantimentのデータでは、1,000~10,000BTCを保有するクジラ(大口投資家)のウォレットアドレスが過去5日間で計20,000BTC以上を買い増ししたと明らかになっており、今後の動向に注目しておきたい。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、50日MA、100日MA

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