6月下旬までのイーサリアムの動向、短期反発に留まる展開か
2022.06.22
6月22日11時点のイーサリアムの価格は150,000円水準(Zaif)で推移している。19日の今年最安値121,000円(Zaif)から21日に162,290円(Zaif)まで反発した後は出来高減少。反発は一服となっている。
イーサリアムとイーサリアムの代替資産(stETH)がイーサリアムとデベッグ(1:1の関係が崩壊した状態)したことなどをきっかけに、各国の暗号資産関連企業に対する信用不安が強まっている。疑心暗鬼にかられた投資家は、短期的なリバウンド狙いの売買に留めているようだ。
売られ過ぎ、買われ過ぎを判断するオシレータ系のRSIでは、18日に20%を割り込むなど、足元売られ過ぎ感が強まっていた。22日時点のRSIは33%台と引き続き売られ過ぎを示唆する水準ではあるが、20%割れからの反発を見てしまったことから、オシレータ系に沿った反発は入りにくくなっている様子。
暗号資産関連企業に対する信用不安が解消されるようなニュースが出てくるまで、イーサリアムはもちろん暗号資産全体に新しい資金が流入する展開は難しいだろう。6月末までは、今年最安値の121,000円から13日の急落前の心理的な水準と見られる200,000円(Zaif)のレンジ推移となろう。
※チャートはETH/JPYの日足
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