7月4日のビットコインの動向、引き続き警戒感払拭できず売買手控えか

2022.07.04

7月4日11時00分時点のビットコインの価格は2,600,000円水準(Zaif)で推移している。19日の年初来安値2,401,430円(Zaif)をつけた後は下げ止まっているが、心理的な水準とみられる3,000,000円を前に反発は一服。6月下旬以降、出来高も減少しており積極的な売買は手控えられている様子だ。

週末、シンガポールの暗号資産ヘッジファンドThree Arrows capital(3AC)が、米国で破産申請を出したことが伝わった。英領バージン諸島(BVI)で同社の清算作業が進行しているが、併せて米国破産法第15(チャプター15)を適用するとのことだ。

暗号資産市場では、同社に対する懸念が高まっていたことから、ほぼ想定線の内容と考える。今のところ、暗号資産価格に対する影響は限定的となっているが、投資家は、他の暗号資産関連企業への波及を警戒しているのだろう。

こうした懸念が払拭されない状況下、積極的な取引は引き続き手控えられよう。6月につけた年初来安値2,401,430円(Zaif)水準と心理的な節目である3,000,000円を挟んだもみ合い相場を想定する。

※チャートはBTC/JPYの日足

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