7月12日のビットコインの動向、米CPI発表前に様子見ムード強いか

2022.07.12

7月12日10時00分時点のビットコインの価格は2,750,000円水準(Zaif)で推移している。先週末、心理的な節目とも見られる3,000,000円台を上回った後は失速。リバウンドとしては短期的な動きに留まっている。

7月13日に6月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。米大統領報道官が、6月の米CPIについて、ガソリンと食品を含む全体の数字が「非常に高い」水準になるとの見通しを明らかにした。

先月、5月の米CPIは市場予想を上回る高い数値だったことで、米国の利上げ加速(金融引き締め)観測が高まり、株式市場、暗号資産市場などリスク市場が総じて大幅安となった。米大統領補佐官の異例のコメントは、そうした乱高下を回避するためのものと考えられる。

6月の米CPI発表待ちのため、ビットコインは様子見姿勢が強まると想定する。30日移動平均線(2,834,761円)、7日移動平均線(2,789,845円)を下回っている。出来高も減少(参加者減少)していることから、こうした水準に頭を抑えられた展開となりそうだ。

※チャートはBTC/JPYの日足と30日移動平均線と7日移動平均線

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