8月17日のビットコインの動向、明確な三角保合い上放れを見極める展開か

2022.08.17

8月17日10時00分時点のビットコインの価格は3,200,000円水準(Zaif)で推移している。引き続き7月戻り高値3,349,000円(7月21日、Zaif)突破を試す展開となっている。

昨夜の米国株式市場はまちまち。NYダウ平均は239.57ドル高の34152.01ドル、ナスダックは25.50ポイント安の13102.55で取引を終了した。大手小売企業の決算が軒並み予想を上回ったため、高インフレにもかかわらず消費の強さを期待した買いに寄り付き後、上昇。バイデン大統領の署名によりインフレ抑制法案が成立したこともプラス材料となり、引けにかけてダウは上げ幅を拡大した。金利の上昇でハイテク株は伸び悩み、ナスダック総合指数は小幅安で終了。

9月中旬に控える「The Merge」を意識したイーサリアム買いも一服しており、暗号資産市場は静かな地合いとなっている。暗号資産全体の時価総額も1.2兆ドルほど(Coin Market Cap)と目立った動きは観測されず。

ビットコインは、6月19日の年初来安値2,401,430円(Zaif)と、7月戻り高値3,349,000円をそれぞれ起点とした三角保合いを形成していたが、この保合いを上放れている。一方、出来高が膨らんでいないことから、明確な上放れともいえない状況にある。引き続き出来高が増えるか注目されよう。

※チャートはBTC/JPYの日足

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