8月25日のビットコインの動向、様子見姿勢の強い地合いか

2022.08.25

8月25日10時00分時点のビットコインの価格は2,950,000円水準(Zaif)で推移している。引き続き米金融情勢が重しとなり2,900,000円水準でのもみ合いとなっている。

24日のNY市場は上昇。NYダウ平均は59.64ドル高の32969.23ドル、ナスダックは50.23ポイント高の12431.53で取引を終了した。金利高を警戒した売りが継続し、寄り付き後、下落。その後発表された7月耐久財受注統計で、コア資本財の受注や出荷が予想を上回る伸びとなったため景気減速懸念が後退し買いが再燃、下値を支えた。さらに、7月中古住宅販売成約指数も予想を上回る良好な経済指標を好感したほか、バイデン大統領が学生ローン減免を発表、消費を助けるとの期待が広がり、主要株式指数は上昇に転じ終了。

米国株の方向性が見えにくいことから、暗号資産も動意薄の展開となっている。暗号資産の時価総額は1兆ドル前後で推移(Coin Market Cap)しており、投資家は積極的な売買を手控えている様子。

6月19日の年初来安値2,401,430円(Zaif)と、7月戻り高値3,349,000円(7月21日、Zaif)をそれぞれ起点とした三角保合い後、やや下放れの格好となっている。足元、290万円水準で下げ渋っているが、米国金融情勢をにらんだ神経質な展開が継続しそうだ。引き続きジャクソンホール会合の結果発表までは動きにくいと想定する。

※チャートはBTC/JPYの日足

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