9月2日のビットコインの動向、280万円水準で小動き継続か

2022.09.02

9月2日10時00分時点のビットコインの価格は2,800,000円水準(Zaif)で推移している。

1日のNY市場はまちまち。NYダウ平均は145.99ドル高の31656.42ドル、ナスダックは31.08ポイント安の11785.13で取引を終了した。先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から減少し労働市場が依然健全である証拠となったほか、8月ISM製造業景況指数も予想を上回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の力強い利上げが続くとの警戒感に売られ、寄り付き後、大きく下落。中国が四川省成都市の都市封鎖を実施したため世界経済の減速懸念もさらなる売り圧力となり、下げ幅を拡大した。その後、景気後退の回避が可能との楽観的な見方が強まったほか、雇用統計の発表を控えた買戻しが強まり、引けにかけてダウは上昇に転じた。長期金利の上昇でハイテク株は引き続き売られ、ナスダック総合指数は終日軟調推移し小幅安で終了。

米国株が引き続き方向性が乏しいことなどから、暗号資産全体も小動きとなっている。暗号資産全体の時価総額は1兆ドル前後(Coin Market Cap)で横ばい推移。「The Merge」を控えているイーサリアムも含め、暗号資産投資家は積極的な投資を控えている様子。

ビットコインは足元のもみ合い水準だった300万円台を割り込んでおり、10日移動平均線(MA)、30日MA、100日MAいずれも下向きとなっておりトレンドは弱い。テクニカル要因などによる一段安には警戒だが、積極的な売買手控えの地合いを考慮し、280万円水準でのもみ合い相場を想定する。

※チャートはBTC/JPYの日足、10日MA、30日、100日MA

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