9月26日のビットコインの動向、モメンタム弱く安値に警戒か

9月26日9時30分時点のビットコインの価格は2,710,000円水準（Zaif）で推移している。

23日のNY市場は下落。NYダウ平均は486.27ドル安の29590.41ドル、ナスダックは198.88ポイント安の10867.93で取引を終了した。英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表し、インフレ高進にさらに拍車をかけるとの懸念に欧州市場が大幅安となった流れに続き、寄り付き後、下落。国内の長期金利も一段と上昇、景気後退懸念を受けた売りも強まり、一段安となった。引けにかけ、世界的な株安を警戒した投資資家心理の悪化で、買い持ちポジション手仕舞いの売りも巻き込み下げ幅を拡大し終了。

暗号資産市場全体の時価総額は0.9兆ドルと更なる減少は回避でいている（Coin Market Cap）が、投資家のモメンタムは弱い。米国の金利先高観がより高まった状況下、リスク資産である暗号資産に投資する動きは引き続き手控えられよう。

ビットコインは、6月につけたドルベースの年初来安値17,567ドル割れが警戒されている。6月時点より円安ドル高が進行していることから、ドルベースで年初来安値を割り込んでも、円ベースでの年初来安値（2,401,430円、6月19日Zaif）をすぐに割り込むことは無いだろう。もっとも、1ドル140円で試算すると、ドルベースで17,153ドルを割り込むと年初来安値は更新となることから警戒はしておきたい。

※チャートはBTC/JPYの日足、30日MA、50日MA、100日MA

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