1月10日のモナコインの動向、55円台で推移
2024.01.10
1月10日10時時点のモナコイン(MONA)の価格は55円付近で推移している。
前日9日の米国株式市場のダウ平均は157.85ドル安(-0.42%)と反落。ダウは高値警戒感から終日軟調に推移した。ナスダックは金利先安観が支援し終盤にかけてプラス圏を回復。今週後半に発表を控えている消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)を控え調整色が強かった。まちまちで終了した米株市場を横目に、日経平均は上昇スタートとなった。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆7100億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇基調を継続、主要取引所の出来高も増加傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.9%で推移している。
モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけた。その後、58円まで上昇したものの、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となった。本日は55円台で推移しており、直近のビットコインの上昇には連れ高となっておらず、冴えない展開が続いている。本日朝方、米SECのXアカウントから、ビットコインETFの上場を承認したというツイートが投稿されたが、SECのゲーリー・ゲンスラー委員長がXで「フェイク」だったと説明している。
モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日の8時前には、3回目の半減期を迎えた。