10月12日のFC琉球コインの動向、0.29円台で推移
2023.10.13
10月12日9時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.29円台で推移している。
前日12日の米国株式市場のダウ平均は173.73ドル安(-0.51%)と反落。9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったため高インフレ長期化への懸念が広がった。ただ、コア指数は改善したためピーク金利達成に近いとの期待も根強くハイテク株はまちまちで推移。その後、30年債入札の低調な結果を受けて金利が急伸すると相場は大きく下落した。ナスダック総合指数も反落、主要株式指数がそろって下落した米株市場を横目に、本日の日経平均は下落スタートとなった。その後もマイナス圏で堅調な展開となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆442億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度年初来高値を更新して右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると51.0%で推移している。
FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2023年の1月中旬にかけて0.32円台まで上昇する動きを見せた。その後は長期間0.3円付近でもみ合う動きが続いた。ただ、8月14日に急動意して一時0.45円台まで上昇。しかし、利食い売りが優勢となり再度じりじりと下げ幅を広げて0.30円台まで下落した。直近は0.3円を割って0.29台で推移しており、本日は小動きとなっている。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。
※画像はGMOコインのチャートから引用