10月4日のドージコインの動向、9.0円付近で推移

2023.10.04

10月4日10時時点のドージコイン(DOGE)の価格は9.0円付近で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆815億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は低水準で推移している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.4%で推移している。

2023年に入って暗号資産市場の盛り上がりとともにドージコインも13円台まで上昇した。その後、3月中旬にかけて軟調に推移したが、4月初週にイーロン・マスクがTwitterのアイコンをドージコインのシンボルである「柴犬」のカボスちゃんに変更したことが引き金となり13円台まで上昇した。ただ、6月にはSECの規制動向を受けて連れ安となり8.0円まで下落。8月中旬以降も軟調推移を継続しており、直近は9円付近でもみ合う展開となっている。長期的にチャートを確認すると、8円から14円のレンジ内で推移。本日は9.1円台でスタートした後、やや売り優勢の展開となっている。

ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。創設者は、Dogecoinプロトコルを構築する際、Bitcoinがシルクロードやダークウェブとの関連が強調されており、そのような暗号資産分野をDogecoinによって風刺しつつ面白いものを作れば、大衆向けに普及させられるのではないかと考えたようだ。Dogecoinは、LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。

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