11月28日のモナコイン動向、58円付近で推移

2023.11.28

11月28日9時時点のモナコイン(MONA)の価格は58円付近で推移している。

週明け27日の米国株式市場のダウ平均は56.68ドル安(-0.16%)と反落。10月新築住宅販売件数や11月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り景気への懸念が再燃した。連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了を織り込み長期金利が再び低下したためハイテク株は一時買われたが終盤にかけて失速し、高値付近からの利益確定売りにおされた。ナスダックは小幅に続落、軟調な展開となった米株市場を横目に、日経平均は上昇スタートとなったが即座にマイナス圏に転落した。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆4100億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新して右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は減少に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.8%で推移している。

モナコインは、2023年に入って暗号資産市場全体の盛り上がりを追い風にじりじりと上げ幅を広げ、2月8日に年初来高値100円をつけた。5月に下げ幅を広げ、6月にはSECの規制強化の動向を受けてモナコインも連れ安となり一時50円を割った。ただ、PoSコインなどのアルトコインと比較して下げ幅は限定的となり、7月末にかけて買い戻しが広がり一時80円まで回復した。しかし、その後利食い売りが優勢となると、55円から70円付近のレンジでもみ合う展開となった。本日は58.5円でスタートした後、こう着感の強い値動きとなっている。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日の8時前には、3回目の半減期を迎えた。

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