12月10日のポルカドットの動向、1790円まで急騰
2024.12.10
12月10日8時時点のポルカドット(DOT)の価格は1260円付近で推移している。
前日9日の米国市場のダウ平均は240.59ドル安の44,401.93ドル、ナスダックは123.08pt安の19,736.69ptで取引を終了した。ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げや中国の景気支援計画への期待に一時買われたが、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクを警戒した売りに押され、下落に転じた。ナスダックも利益確定売りに加え、半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が重しとなり指数を押し下げ。相場は終盤にかけて、下げ幅を拡大した。
暗号資産市場全体の時価総額は3兆7400億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.9%で推移している。
DOTは1月1日の始値1208円を付けた。2月末以降にはビットコインやイーサリアムに買いが集まり史上最高値を更新するなか、ポルカドットも連れ高となり1742円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり、8月には全体相場の急落に伴って一時525円を付け、その後は600円付近で推移していた。ただ、11月以降アメリカ大統領選でトランプ氏が勝利するとビットコイン価格が急騰して節目の10万ドルに到達、アルトコインにも資金が流入してDOTは一時1738円まで上昇した。
ポルカドットは、Web3財団というスイスの財団が開発した。Web3財団の創設者の中には、イーサリアムの共同創設者ギャビン・ウッド氏も含まれており、その点からもポルカドットは多くの期待と注目を集めている。Polkadotは、パラチェーンと呼ばれる様々な相互接続されたアプリケーション固有のサブチェーンをサポートするよう設計されたブロックチェーンネットワークである。様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる分散型のWeb世界の実現を目指している。